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連携送り出し機関の役割

日本に外国技能実習生を送り出す団体や企業を一般的に「送出し機関」と呼びます。
外国人技能実習制度において「送出し機関」が技能実習生の候補者を送り出し国現地で募集し、日本に送り出す役割を果たしています。

送出し機関の役割


1. 技能実習候補生の募集・選考


技能実習生として日本で技術を習得したいという現地の若者を募集・選考します。

現在、18か国に送出し機関があり、日本と送出国が 技能実習を適正かつ円滑 に行うために連携を図ることを目的として、送出国との間で二国間協定を結んでいます。



2. 日本に送り出し出国する前の研修の実施


実習生候補を日本へ向けて送り出す前に、候補生へ日本語レベルや基礎的な知識が一定水準に達するまで現地でトレーニング・研修を実施します。
入国前研修と呼ばれる日本語や日本のルール・マナー、現場で必要な実技などを教える研修で、6か月間かけて日本での生活・業務に必要なことを学んでいきます。



3. 監理団体との連携


受け入れをする日本企業との面接のセッティングや、入国・出国に必要な書類の作成などを日本の監理団体と連携して行います。



出国の手続き


技能実習生が現地を出国し、日本に入国するための手続きを行います。
健康診断を実施し、結果を日本の監理団体に報告します。
そして監理団体が在留資格の手続きを進め、在留資格認定証明書が交付されたら、送出し機関へその証明書が送られます。
監理団体から送られてきたその在留資格認定証明書を元に、日本に入国するためのビザ(査証)の申請手続きへ進みます。

また、パスポートの申請その他出国手続きのサポートを行います。

日本での技能実習中の問い合わせ・トラブルの対応

送出し機関の役割は、技能実習生を日本に送り出したあとにもあります。
日本に滞在している間のサポートがその一つです。
技能実習生がトラブルに巻き込まれた時の対応や、日本での生活におけるメンタル面のケア・フォローなども行います。

帰国手続きのサポート

技能実習が修了後の、帰国手続きや、母国の家族への連絡など帰国のサポートを行います。
また、帰国した後の再就職のフォローもします。

送り出し機関のある国

2024年現在、以下の18か国となっています。
インド、インドネシア、ウズベキスタン、カンボジア、スリランカ、タイ、中国、パキスタン、 バングラディッシュ、フィリピン、ベトナム、ミャンマー、モンゴル、ラオス、ペルー、ネパール、ブータン、東ティモール

これらの18か国のうち日本と二国間協定を結んでいるのは中国・ペルーの2か国を除いた16か国です。